山口県企業局 小瀬川発電所
所在地:山口県岩国市美和町釜ヶ原
交通:JR山陽本線 大竹駅より約25km
特記事項
取水先となる小瀬川ダムは全国で唯一、複数の都道府県(広島県と山口県)にて共同管理されているダムです。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:山口県企業局[運開]−山口県企業局[現在]
- 平成1(1989)年4月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:630kW
- 常時出力: 84kW
- 水量
- 最大使用水量:3.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:29.27m
- 設備
- 水車:横軸クロスフロー水車 出力690kW×1台
- 発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
- 水圧鉄管:内径1100〜700mm、板厚6〜7mm、延長78.50m×1条
- 入口弁:バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 標高
- 取水位標高:216.00m
- 放水位標高:181.70m
- 面積
- 流域面積:135.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:小瀬川[小瀬川ダム]
- 放水:小瀬川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 小瀬川(おぜがわ)ダム(広島県、山口県、共同管理)
- 歴史
- 昭和31(1956)年 :着手
- 昭和39(1964)年6月:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:49m、堤頂長:158m、堤体積:96,400立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:11,400,000立方メートル
- 有効貯水容量: 9,900,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:135 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.90平方キロメートル
- 水門設備等
- クレストゲート:テンターゲート×2門
- 放流管:ハウエルバンガーバルブ(リングジェットバルブ)×1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
(2017-05撮影)
小瀬川ダム天端左岸寄りから発電所及び下流を撮影しました。
減勢工右隣に見える建屋が発電所で、すぐ下流にて放水しています。
ダムの所在地は左岸側となる為、広島県廿日市市浅原前中山になります。
(2017-05撮影)
左岸から撮影した小瀬川ダム堤体下流側です。
右岸側に見える放流管から導水して発電しています。
放流管に用いられているバルブは覆い付きのハウエルバンガーバルブで単体の型式として見た場合はリングジェットバルブとなります。
(2017-05撮影)
左岸から撮影した小瀬川ダム堤体上流側です。
(2017-05撮影)
小瀬川ダム天端からダム湖を撮影しました。
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2018-07-22初掲載(2017-05撮影)
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