所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内
交通:JR秋田新幹線 田沢湖駅より約3km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
(2013-10撮影)
発電所建屋
少し前「クニマス」で話題になった発電所です。
一方的に悪者にされていた感が有りますが、我が国はアメリカの様に化石系エネルギーが潤沢に在る訳では無いので、
安直に廃止すれば、その分ジャパンプレミアムの付いた高価な石油やガスを余分に購入せざるを得なくなります。
「環境破壊だ!けしからん!」と騒ぐのは簡単ですが、声の大きい方ばかり注目されるようでは結果として方向を誤ると思います。
そんな世間の騒動を知ってか知らずか、黙々と水車を回して水力電気を起こし続けるのもまた、水力発電の魅力でしょうか。
(2013-10撮影)
運開当時から使用されていたと思しき水車ランナーが建屋脇に展示されていました。
時代からすると相当な電力ですので、秋田県のみならず東北地方の発展に存分に寄与してきたのは論を待たないところです。
(2013-10撮影)
放水路上に架かっている橋から下流を撮影しました。
(2013-10撮影)
発電所と周辺の様子
田沢湖を利用していますので、サージタンクが在りながらも水路式−貯水池式となっています。
(2013-10撮影)
田沢湖取水口
最大使用水量が75立方メートル毎秒有りますので、結構な規模の取水口が設けられています。
(2013-10撮影)
田沢湖取水口付近より田沢湖を望む
玉川温泉から流れ出る酸性水の影響で透明度の高い青色の水色となっています。
現在は玉川に中和設備が設けられていますので、徐々に酸性度が下がりつつあります。
ちなみに、酸性度が高い湖と言っても「死の湖」では無く、比較的酸性の水に強いと思しきウグイらしき魚は結構泳いでいました。
(2013-10撮影)
下流より見付田堰堤を望む
玉川に設けられており、ここから田沢湖へと導水されています。
田沢湖に流入する少し前に堰堤が在り、秋田県田沢湖発電所で発電が行われています。
見付田堰堤からの導水路が田沢湖へと流入する部分は秋田県田沢湖発電所のページに掲載してあります。
(2013-10撮影)
上流より見付田堰堤を望む
(2013-10撮影)
見付田堰堤の取水設備です。
画像左寄りに見える建屋の下から無圧トンネルで導水されます。
画像右端が堰堤です。
(2013-10撮影)
下流より先達堰堤を望む
遠くには秋田駒ヶ岳を望みます。
(2013-10撮影)
先達堰堤の取水設備
画像右手の堰堤から取水、画像左下へと導水されています。
(2013-10撮影)
一つ上の画像のすぐ先、田沢湖へと向かう導水路です。
画像右寄り奥へと導水されて行きます。
(2013-10撮影)
先達堰堤からの導水路はトンネルを抜けて田沢湖のすぐ近くへと出てきます。
(2013-10撮影)
先達堰堤からの水が田沢湖へと注ぐ様子です。