電源開発株式会社 田子倉発電所
所在地:福島県南会津郡只見町田子倉
交通:JR只見線 只見駅より約5km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:電源開発株式会社[運開]−電源開発株式会社[現在]
- 昭和34(1959)年 5月30日:部分運用開始(150000kW)
- 昭和36(1961)年11月 :全運用開始、竣工(380000kW)
- 平成16(2004)年11月 :4号機更新工事開始
- 平成18(2006)年 5月 :4号機更新工事完了(385000kW)
- 平成18(2006)年11月 :2号機更新工事開始
- 平成20(2008)年 5月 :2号機更新工事完了(390000kW)
- 平成20(2008)年11月 :3号機更新工事開始
- 平成22(2010)年 5月 :3号機更新工事完了(395000kW)
- 平成22(2010)年11月 :1号機更新工事開始
- 平成24(2012)年 5月30日:1号機更新工事完了(400000kW)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:400000kW
- 常時出力: 25500kW
- 水量
- 最大使用水量:420.00立方メートル毎秒
- 落差
- 最大有効落差:105.00m
- 設備(現在)
- 水車:立軸単輪単流渦巻フランシス水車×4台 総出力414900kW(更新前432000kW)
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×4台
- 水圧鉄管:内径5000〜4400mm、板厚18〜32mm、延長123.50m、4条
- 入口弁:バタフライバルブ、バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 放水路:幅69.90m、総延長153.6m
- 設備(運開当時)
- 水車:立軸単輪単流渦巻フランシス水車×3台
- 最大有効落差:118.2m 出力108000kW、流量100.7立方メートル毎秒
- 基準有効落差:105.0m、出力102000kW、水量107.8立方メートル毎秒
- 最低有効落差: 67.0m、出力 45000kW、水量 81.0立方メートル毎秒
- 回転速度167rpm、水車総重量730トン
- 発電機:傘型RM回転界磁閉鎖風洞循環型 立軸三相交流同期発電機×3台
- 発電機容量105000kVA、電圧13200V、電流4600A、短絡比1.2
- 回転数167rpm、36極、周波数50Hz、力率0.9
- 励磁機出力500kW、最大界磁電流837A
- 発電機総重量760トン、回転子(ローター)重量460トン、
- はずみ車効果15500トン・メートル2乗
- 標高
- 取水位標高:510.00m
- 放水位標高:388.31m
- 面積
- 流域面積:816.3平方キロメートル
- 河川
- 取水:只見川[田子倉ダム]
- 放水:只見川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 田子倉(たごくら)ダム
- 歴史
- 昭和28(1953)年:着手
- 昭和34(1959)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:145.0m、堤頂長:462.0m、堤体積:1,949,500立方メートル
- 天端幅:9.00m
- 容量
- 総貯水容量:494,000,000立方メートル
- 有効貯水容量:370,000,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:515.00m
- 満水位標高:510.00m
- 低水位標高:458.00m
- 取水呑口中心標高:441.00m
- 放流水位標高:391.00m
- 水車中心標高:387.50m
- 基礎標高:370.00m
- 面積
- 流域面積:816.3 平方キロメートル
- 湛水面積: 9.95平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×4門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
資料、情報等
本発電所は、電源開発奥只見水力発電所(ダム式)が改修して56万kWへ出力増加するまで
一般水力に於ける最大出力日本一の水力発電所でした。
ムービーギャラリー
ダムウォーキング 田子倉ダム(YouTubeへ移動します)
フォトギャラリー
(2006-11撮影)
発電所全景
田子倉ダム天端より撮影。
手前が発電所建屋、中央左手が屋外変電設備、左上が只見ダム湖です。
(「写真は引き算だ」とよく言われますが敢えて逆の手法で足し算してみました。)
(2005-06撮影)
田子倉ダム堤体
これより上流に在っても下流に在ってもイマイチしっくりせず、現在の位置がピッタリに思えます。
(2005-06撮影)
只見ダム湖に映る田子倉ダム
只見ダム天端より撮影しています。
只見ダムは元々田子倉発電所の逆調整池として設けられましたが、後に只見発電所が設けられ、
水力エネルギーを余すことなく活用しています。
(2015-03-15画像追加、2014-04撮影)
只見ダム天端から撮影した残雪の田子倉ダムです。
平成23(2011)年7月の水害で一部流された萬代橋(画像に写っている下路トラス橋)はそのままでした。
元々通行量もほぼ無いのでこのまま廃止かと思われます。
(2015-03-15画像追加、2014-04撮影)
同じく只見ダム天端から撮影した残雪の田子倉ダム及び周辺の様子です。
(2006-11撮影)
ダム天端
対岸にダム建設時、コンクリート打設に用いたケーブルクレーンのレール支持部跡が見えます。
こちら側は私が撮影している場所で、現在は駐車場となっています。
(2006-11撮影)
ダム湖の様子
5億トン近い水量は伊達でなく、湖面は画像奥の左手へ白戸川として伸びているのと、
中央のさらに奥へ只見川として伸びています。
(2006-11撮影)
田子倉ダム湖途中(只見川)の様子
国道252号線の六十里越トンネル付近より撮影しています。
この先田子倉湖は画像左奥方向に在る大鳥ダムまで続いています。
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2020-11-08ムービーへのリンク追加
2018-04-14所有者情報詳細追加
2015-03-15画像追加(2014-04撮影)
2014-12-10諸元追加
2011-01-18発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2007-07-31初掲載(2005-06、2006-11撮影)
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