東海紙料株式会社 地名発電所 跡
所在地:静岡県榛原郡川根本町地名
交通:大井川鉄道本線 地名駅より約0.5km
発電所諸元
- 歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
- 所有:東海紙料株式会社[運開]−不明−中部電力株式会社[廃止]
- 明治43(1910)年 :運用開始
- 昭和 6(1931)年 :一時閉鎖
- 昭和36(1961)年3月31日:中部電力所有、廃止
- 発電の区分
- 種別:廃止(一般水力)
- 発電形式(落差を得る方法):水路式(未確認)
- 発電方式(水の利用方法):流込み式(未確認)
- 出力
- 認可最大出力:2250kW(運用開始当時)
- 認可最大出力:1000kW(運転再開時)
- 水量
- 最大使用水量:500立方フィート毎秒(14.16立方メートル毎秒、運用開始当時)
- 落差
- 有効落差:21m
- 設備
- 運用開始当時の水車:フロンタルフランシス水車 1600馬力×2台
- 回転数375rpm、独J.M.フォイト社製
- 運転再開時の水車:1120kW×1基
- 運用開始当時の発電機:1250kVA×2台(独アルゲマイネ社製)
- 運転再開時の発電機:1100kVA×1台
- 導水路延長:2424m
- 水圧鉄管:延長213尺(64.545m)、内径8尺7寸半(2652mm)
- 面積
- 流域面積:61.92平方里(955平方キロメートル)
- 河川
- 取水:大井川
- 放水:大井川
参考資料:書籍「大井川」、ウェブサイト「産業遺構」、稿本「地名誌」
資料、情報等
東海紙料とは旧大倉財閥に属していた製紙会社で、東海パルプ(現、特種東海製紙)様の前身です。
川口発電所の建設のため、赤松発電所と交換し廃止されました。
本来であれば中部電力様の所有として掲載する所ですが、廃止のための一時的な所有なので運開時の東海紙料所有として掲載しています。
フォトギャラリー
発電所建屋(2003年当時)
発電所としての役目を終えた後は倉庫として使用されていましたが、その後撤去されており現在建屋は在りません(2017-03-12情報追加)
発電所建屋を水圧鉄管導入側より撮影(2003年当時)
中央に管路跡があるのが分かります。
(2018-03-11画像追加、2017-03撮影)
建屋が撤去された発電所跡地です。
画像中央奥が水圧鉄管及び上部水槽の方向となります。
(2018-03-11画像追加、2017-03撮影)
一つ上の画像の正反対を撮影、放水路が在った場所になります。
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2018-11-10所有者情報詳細追加
2018-03-11画像追加(2017-03撮影)
2017-03-12建屋情報追加
2003-11-13初掲載
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