山形県企業局 白川発電所
所在地:山形県西置賜郡飯豊町高峰
交通:JR米坂線 手ノ子駅より約6km
特記事項
取水先の白川ダムは国土交通省(旧建設省)による直轄ダムの内、中央遮水壁型ロックフィルダムとしては第一号となります。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:山形県企業局[運開]−山形県企業局[現在]
- 昭和55(1980)年2月1日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:8900kW
- 常時出力: 10kW
- 水量
- 最大使用水量:20.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:53.50m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車 出力9300kW×1台
- 回転数333rpm
- 発電機:立軸三相交流同期発電機 容量9400kVA×1台
- 周波数50Hz
- 導水路:総延長282.8m、主要導水路 管路 口径2.9〜2.2m、延長282.8m
- 水圧鉄管:内径2900〜2200mm、板厚10〜16mm、延長282.81m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅6.00m×高4.00m、総延長15.0m
- 標高
- 取水位標高:336.00m
- 放水位標高:280.60m
- 面積
- 流域面積:205.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:白川[白川ダム]
- 放水:白川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 白川(しらかわ)ダム[国土交通省東北地方整備局管轄]
- 歴史
- 昭和46(1971)年 5月:工事着手
- 昭和55(1980)年10月:竣工
- 種類
- 中央遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 基礎地質:凝灰岩、砂岩
- 大きさ
- 堤高:66.0m、堤頂長:419.60m(フィル部348.20m+洪水吐71.40m)
- 堤体積:2,233,000立方メートル(フィル部)+153,000立方メートル(洪水吐)
- ロックフィル層堤体積:1,718,000立方メートル(フィル部の内)
- フィルター層堤体積: 290,000立方メートル(フィル部の内)
- 遮水壁層堤体積: 225,000立方メートル(フィル部の内)
- 天端幅:10m(フィル部)、5m(洪水吐)
- 容量
- 総貯水容量:50,000,000立方メートル
- 有効貯水容量:41,000,000立方メートル
- 洪水調節容量:27,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第一次制限水位期)
- 洪水調節容量:30,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第二次制限水位期)
- 利水容量:14,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第一次制限水位期)
- 利水容量:11,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第二次制限水位期)
- 発電容量:36,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、非洪水期)
- 発電容量:14,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第一次制限水位期)
- 発電容量:11,000,000立方メートル(有効貯水容量の内、第二次制限水位期)
- 堆砂容量: 9,000,000立方メートル
- 標高
- 天端標高:343.000m
- 計画満水位標高:338.000m(サーチャージ)
- 常時満水位標高:336.000m
- 第一次制限水位標高:324.800m
- 第二次制限水位標高:322.500m
- 最低水位標高:312.000m
- 基礎岩盤標高:281.000m
- 面積
- 流域面積:205.0平方キロメートル
- 湛水面積: 2.7平方キロメートル
- 湛水延長:9.0キロm
- 水門設備等
- 非常用洪水吐(クレストゲート):テンターゲート 純径間11.000m×扉高16.017m×重量150トン×2門
- 常用吐(コンジットゲート):ローラーゲート 幅4.8m×高5.03m×1門
- 流量
- 計画高水流量:1400立方メートル毎秒
- 計画調節流量:1100立方メートル毎秒
- 計画流下流量: 300立方メートル毎秒
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております
フォトギャラリー
(2006-11撮影)
白川ダム天端より発電所を望む
下流からアプローチしようとしましたが進入禁止の看板があったため残念ながら行けませんでした。
(2006-11撮影)
白川ダム洪水吐上部
積雪対策で監査廊が渡り廊下の様になっています。
(2006-11撮影)
白川ダム堤体下流側の様子
(2006-11撮影)
ダム湖の様子
手前の選択取水塔が発電所、奥の取水塔が灌漑及び工業用水のようです。
(2006-11撮影)
ダム堤体上流側の様子
(2006-11撮影)
洪水吐ゲート上流側の様子
岩屋ダムよりは小さいですが、かなりの大きさのテンターゲートです。
国内2、3番目辺りに位置する大きさではないでしょうか?
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2013-08-18発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2007-06-25初掲載(2006-11撮影)
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