東京電力リニューアブルパワー株式会社 田代川第一発電所
所在地:山梨県南巨摩郡早川町新倉
交通:JR身延線、身延駅で下車。
身延駅より奈良田行きバスに乗車、診療所前、又は田代入口バス停にて下車、徒歩5分。
発電所諸元
- 歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
- 所有:田代川水力電氣株式会社[運開]−不明−日本発送電株式会社−東京電力株式会社−東京電力ホールディングス−東京電力リニューアブルパワー株式会社[現在]
- 昭和 2(1927)年9月 :運用開始
- 昭和14(1939)年1月1日?:配電統制令により所有者変更(日本発送電)
- 昭和17(1942)年4月 ?:配電統制令により所有者変更(日本発送電、第二次統合)
- 昭和26(1951)年5月1日:電気事業再編成令により所有者変更(東京電力)
- 平成28(2016)年4月1日:社名変更(東京電力ホールディングス)
- 令和 2(2020)年4月1日:組織変更(東京電力リニューアブルパワー)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:17400kW(運用開始当時6500kW)
- 常時出力: 5200kW
- 水量
- 最大使用水量:6.03立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:350.29m
- 運開当時350m
- 設備
- 水車:横軸ペルトン水車 出力17900kW×1台
- 発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長2850.8m、主要導水路 幅1.97m×高1.97m、延長2800.6m
- 上部水槽:縦38.48m×横16.50〜20.91m×高5.00〜9.70m
- 水圧鉄管:内径1700〜1300mm、板厚9〜25mm、延長547.29m×1条
- 入口弁:ロータリーバルブ
- 放水路:口径1.81m、総延長152.9m
- 標高
- 取水位標高:864.94m
- 放水位標高:498.21m
- 面積
- 流域面積:140.7平方キロメートル
- 河川
- 取水:黒桂河内川、濁川、内河内川、田代川第二発電所
- 放水:早川第一発電所
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
資料、情報等
日英水力電気によって計画され、当初は落差約900m、出力73500kWの発電所になる予定でしたが
当時の管路設備、水車等が落差900mの水圧に耐えられるものが無かったために工事には至らず、
後に田代川水力電氣株式会社によって取水位置、導水路トンネルルートを変更し、
田代川第一、田代川第二発電所と2箇所に分けて建設されたそうです。
書籍:大井川より
フォトギャラリー
左側が田代川第一発電所、右側が早川第三発電所(1号発電機建屋)です。
発電所全景
山を駆け下りてくる水圧鉄管
余水路(画像右側の、上に向かって木が筋状に無い部分)
発電所正門
水圧鉄管が発電所建屋に入るところ。
上に見える鉄塔から早川第三発電所の変電設備へ送電しています。
発電所に架かる吊り橋
山に入る人のために一般に開放されているようです。
早川第三発電所構内に田代川第一発電所よりの送電線を受ける鉄塔があります。
田代川第一発電所に一基、早川第三発電所に一基の計二基あります。
(早川第三発電所ページの画像より)
田代川第二発電所の放水路の水も使用されています。
(田代川第二発電所ページの画像より)
(2001-11-07画像追加)
田代川第二発電所の近くに内河内川の取水堰があります。
トップページ>都道府県別水力発電所ギャラリー>山梨県
トップページ>水系別水力発電所ギャラリー>富士川水系
トップページ>ダム、堰別水力発電所ギャラリー>山梨県のダム、堰
2020-09-22所有者情報追加
2018-10-13所有者情報詳細追加
2011-02-06発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2001-11-07画像追加
2000-06-26初掲載
Copyright "suiryoku.com". All rights reserved. 連絡先及び注意事項