北陸電力株式会社 西勝原第三発電所
所在地:福井県大野市西勝原
交通:JR越美北線(九頭竜線) 勝原駅より約0.5km
特記事項
一般水力に於いて日本最大のデリア水車(可変翼斜流水車)を使用しています。
以前は関西電力天ヶ瀬発電所と並んで日本最大の斜流水車及びデリア水車でした。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:北陸電力株式会社[運開]−北陸電力株式会社[現在]
- 昭和43(1968)年5月 :運用開始(48000kW)
- 平成29(2017)年4月3日:設備改修、水車取替により出力増加(49500kW)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:49500kW(出力増加前48000kW)
- 常時出力:18200kW(出力増加前データ)
- 年間発電電力量:約266600MWH(2億6660万キロワット時)
- 年間発電電力量:約260000MWH(2億6000万キロワット時、出力増加前データ)
- 水量
- 最大使用水量:56.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:99.00m
- 設備
- 水車:立軸デリア水車×1台(出力増加前、立軸斜流水車 出力50000kW)
- 発電機:立軸三相同期発電機 容量53000kVA×1台
- 変圧器:屋外用三相油入型 容量53000kVA×1台
- 導水路:総延長4841.5m、主要導水路 口径4.70m、延長3058.4m
- 調圧水槽:差動式サージタンク 縦12.00m×横12.00m、口径12.00m×高44.99m
- 水圧鉄管:内径4740〜3200mm、板厚12〜20mm、延長179.141m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅4.80m×高4.80m、総延長1112.4m
- 標高
- 取水位標高:335.00m
- 放水位標高:227.70m
- 面積
- 流域面積:438.5平方キロメートル
- 河川
- 取水:谷山川→九頭竜川[仏原ダム]
- 放水:九頭竜川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 仏原(ほとけばら)ダム
- 歴史
- 昭和43(1968)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:48.60m、堤頂長:141.00m、堤体積:50,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:4,100,000立方メートル
- 有効貯水容量:1,650,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:336.60m
- 洪水時満水位標高:335.00m(サーチャージ)
- 常時満水位標高:335.00m
- 予備放流水位標高:334.50m
- 最低水位標高:328.50m
- 越流頂標高:321.00m
- 面積
- 集水面積:421.92平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×3門
- 河川維持水用バルブ:1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
仏原ダムの画像は仏原ダム発電所のページにも掲載してあります。

発電所遠景
太い水圧鉄管が印象的です。

発電所建屋と屋外変電設備
発電を終えた水は建屋左下の水門の部分から、発電所の少し下流で放流されます。

国道158号線を跨ぐ水圧鉄管
この辺りで直径4m位だと思いますが道路(2車線)と比べると結構な大きさです。

取水先の仏原ダム
手前の放水管の左に建物がありますが、仏原ダム発電所が設けられています(2019-11-25情報追加)

仏原ダムを上流より望む
発電専用ダムなので水位は高いです。

仏原ダム湖の様子
打波川支流の谷山川よりも導水しており、画像左側の外辺りに流れ込んでいます。
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2019-11-25仏原ダム発電所情報追加
2018-11-10所有者情報詳細追加
2017-04-16出力増加情報追加、発電所諸元詳細追加
2010-12-31水車情報修正、発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2004-06-07初掲載
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