関西電力株式会社 大河内発電所
所在地:兵庫県神崎郡神河町長谷
交通:JR播但線 長谷駅より約4km
特記事項
上部貯水池が5つのダム(太田第一〜第五ダム)で構成されています。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:関西電力株式会社[運開]−関西電力株式会社[現在]
- 平成4(1992)年10月:1号機運用開始
- 平成5(1993)年12月:4号機運用開始
- 平成6(1994)年 7月:2号機運用開始
- 平成7(1995)年 6月:3号機運用開始
- 発電の区分
- 種別:揚水式水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):純揚水式
- 揚水運転周期:日周期又は週周期
- 出力
- 認可最大出力:1280000kW
- 水量
- 最大使用水量:382.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:394.70m
- 設備
- 水車:立軸フランシスポンプ水車 出力329000kW×2台、331000kW×2台
- 発電機(1〜2号機):立軸直流励磁三相交流同期発電電動機 容量350000kVA×2台
- (3〜4号機):立軸交流励磁三相交流同期可変速発電電動機 容量395000kVA×2台
- 主変圧器(1〜2号機):1次18kV/2次500kV 容量700000kVA×1台
- (3〜4号機):1次18kV/2次500kV 容量800000kVA×1台
- 水圧鉄管:内径5000mm、板厚18〜54mm、延長728.92m、2条
- 分岐管:球分岐×2箇所
- 入口弁:ロータリーバルブ
- 放水路( 1号機):圧力トンネル 口径4.60m、総延長407.4m
- ( 2号機):圧力トンネル 口径4.60m、総延長399.9m
- (3〜4号機):圧力トンネル 口径4.60m、総延長768.1m(2条分)
- 標高
- 取水位標高:798.00m
- 放水位標高:376.00m
- 面積
- 流域面積: 1.6平方キロメートル(上部貯水池)
- 流域面積:13.5平方キロメートル(下部貯水池)
- 河川
- 発電時取水(上部貯水池):太田川[太田第一〜第五ダム]
- 発電時放水(下部貯水池):犬見川[長谷ダム]
- 揚水時取水(下部貯水池):犬見川[長谷ダム]
- 揚水時放水(上部貯水池):太田川[太田第一〜第五ダム]
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
上部貯水池
- 名称
- 太田(おおた)第一ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:55.5m、堤頂長:175.3m、堤体積:645,000立方メートル
- 堤頂幅:10.000m
- 容量
- 総貯水容量:約10,150,000立方メートル(現地案内板)
- 総貯水容量: 9,313,000立方メートル(ダム便覧)
- 有効貯水容量: 8,660,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:801.300m
- 満水位標高:798.000m
- 低水位標高:779.000m
- 面積
- 流域面積:1.64平方キロメートル
- 湛水面積:0.64平方キロメートル
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
- 名称
- 太田(おおた)第二ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:44.5m、堤頂長:397.1m、堤体積:987,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:約10,150,000立方メートル(現地案内板)
- 総貯水容量: 9,313,000立方メートル(ダム便覧)
- 有効貯水容量: 8,660,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:798.000m
- 低水位標高:779.000m
- 面積
- 流域面積:1.64平方キロメートル
- 湛水面積:0.64平方キロメートル
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
- 名称
- 太田(おおた)第三ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:23.5m、堤頂長:208.0m、堤体積:159,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:約10,150,000立方メートル(現地案内板)
- 総貯水容量: 9,313,000立方メートル(ダム便覧)
- 有効貯水容量: 8,660,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:798.000m
- 低水位標高:779.000m
- 面積
- 流域面積:1.64平方キロメートル
- 湛水面積:0.64平方キロメートル
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
- 名称
- 太田(おおた)第四ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:29.3m、堤頂長:406.0m、堤体積:517,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:約10,150,000立方メートル(現地案内板)
- 総貯水容量: 9,313,000立方メートル(ダム便覧)
- 有効貯水容量: 8,660,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:798.000m
- 低水位標高:779.000m
- 面積
- 流域面積:1.64平方キロメートル
- 湛水面積:0.64平方キロメートル
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
- 名称
- 太田(おおた)第五ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:26.5m、堤頂長:101.5m、堤体積:113,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:約10,150,000立方メートル(現地案内板)
- 総貯水容量: 9,313,000立方メートル(ダム便覧)
- 有効貯水容量: 8,660,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:798.000m
- 低水位標高:779.000m
- 面積
- 流域面積:1.64平方キロメートル
- 湛水面積:0.64平方キロメートル
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
下部貯水池
- 名称
- 長谷(はせ)ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 平成 7(1995)年:竣工
- 種類
- 自然越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:102.0m、堤頂長:254.0m、堤体積:553,000立方メートル
- 堤頂幅:4m、下部堤体幅:90.286m、ダム敷幅:134.286m(副ダム含)
- 容量
- 総貯水容量:9,604,000立方メートル
- 有効貯水容量:8,260,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:429.3m
- 満水位標高:426 m
- 低水位標高:376 m
- コンジット呑口中心標高:365 m
- 基礎標高:327.3m
- 面積
- 流域面積:13.48平方キロメートル
- 湛水面積: 0.30平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐:自由越流頂×10径間、全長135m(ピア部及びエレベーター部含)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
下部貯水池
(2012-12撮影)
雪の長谷ダムを下流より望む
初回見学時には展示館は年末年始で休み、2回目の見学時には団体予約が入っており結構な時間待たないと見られないとの事で断念しました。
機会が有れば再度行ってみようと思います。
(2012-12撮影)
長谷ダムと1号鉄塔の様子
発電所は地下式で、画像中央奥の山中に設けられています。
初回見学時は吹雪いていたので上部貯水池の見学は諦めました。
(2013-03撮影)
晴れた日の長谷ダムを下流より撮影しました。
(2013-03撮影)
長谷ダム天端の様子
画像右手には案内板が設けられています。
(2013-03撮影)
長谷ダム天端より下流を望む
(2013-03撮影)
長谷ダム天端よりダム湖を望む
画像左手に4か所見える設備が放水口(揚水運転時には取水口)です。
(2013-03撮影)
上流より長谷ダム堤体上流側を望む
(2013-03撮影)
ダムより離れた上流からダム湖を撮影しました。
画像中央付近には犬見川発電所で使用されていた水路の遺構が残されているのを確認出来ます。
犬見川発電所については当サイトからリンクさせて頂いているAAVP7様のウェブサイト「水力けものみち」で紹介されています。
上部貯水池
(2012-12撮影)
上部貯水池の様子です。
画像手前及び右下が太田第五ダム、太陽の真下が太田第一ダムです。
画像中央の少し左に取水設備が在ります。
更にそのすぐ左側に太田第三ダムが在りますが、アップでの撮影を忘れていました。
画像左側に一部見えるのは太田第四ダムです。
(2012-12撮影)
取水設備と周辺の様子
(2012-12撮影)
太田第五ダムと太田第一ダムは堤体を下流から見る事が出来ます。
画像は太田第一ダムです。
(2012-12撮影)
上部貯水池の反対側へと行ってみました。
画像左手が太田第四ダム、画像中央の少し右に太田第二ダムと太田第一ダムが見えます。
このダム湖に南小田第一発電所の昔の取水ダムが沈んでいますが、ウェブサイト「雀の社会科見学帖」様に拠ると、
アースダムの峰山第二ダムで発電用ダムとしては日本初となります(2021-09-26情報追加)
(2012-12撮影)
上の画像を撮影した場所から太田第二ダムと太田第一ダムをアップで撮影しました。
画像左が太田第二ダム、右が太田第一ダムです。
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市川水系(二級水系)
(市川)三国岳付近→──────生野──長谷─┬─市川─┬─→播磨灘
(犬見川)砥峰高原付近→─大河内─犬見川(跡)─┘ │
(小田原川)峰山高原付近→──南小田第一──南小田第二─┘
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2021-09-26ダム情報追加
2019-02-11所有者情報詳細追加
2014-03-02初掲載(2012-12、2013-03撮影)
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