日本の水力発電の歴史

明治21年〜明治30年(西暦1888年〜1897年)


表中の“初の”とは日本初のことを指しています。
各都道府県初の水力発電所という表記は調査漏れの可能性が多分に有りますので参考程度にご覧ください。

年月日 発電所名
イベント
当時の
出力kW
当時所有 現所有 都道府県 備考
明治21
1888-07-01 三居沢発電所
運用開始
DC5 宮城紡績 東北電力 宮城県 記録に残る中では日本初の水力発電所
明治22
             
明治23
1890-04 下野麻紡織発電所
運用開始
116.25 下野麻紡織 廃止 栃木県 出力は水車の出力(2基分)
栃木県初の水力発電所
1890-12 間藤発電所
運用開始
300 古河
(足尾銅山)
廃止 栃木県 トルビン式横水車
明治24
1891-11 日本織物発電所
運用開始
126 日本織物 廃止 群馬県 出力は水車の出力、初の超低落差型
群馬県初の水力発電所
昭和22(1947)年に使用停止
1891-11 蹴上発電所
運用開始
160 京都市 関西電力 京都府 80+80kW
京都府初の水力発電所
明治25
1892 蹴上発電所
事業認可
  京都市 関西電力 京都府 水力発電では日本初の電力事業用
1892 箱根電燈発電所
運用開始
750 箱根電燈 廃止 神奈川県 神奈川県初の水力発電所
1892 磯庭園発電所
移設
  薩摩島津家 廃止 鹿児島県 集成館を解散、就成所の設置に伴い移設
明治26
1893-10 日光発電所
運用開始
  日光電力 東京電力 栃木県 日光第二発電所に改称
現役では栃木県最古
1893 半田銀山発電所
竣工
  五代龍作氏 廃止 福島県 1901廃止
福島県初の水力発電所
明治27
1894-03 鹿間発電所
運用開始
5 三井鉱山
(神岡鉱山)
神岡鉱業 岐阜県 岐阜県初の水力発電所
1894-04 梅田川発電所
運用開始
    廃止 愛知県 愛知県初の水力発電所
1894-05 総社発電所
運用開始
50 前橋電力 廃止 群馬県 大正3(1914)年廃止
明治28
1895-09 牟呂発電所
運用開始
15   廃止 愛知県  
1895-10-20 熱海発電所
運用開始
22 熱海電燈 廃止 静岡県 静岡県初の水力発電所
1895-11 庭坂発電所
運用開始
  福島電灯 廃止 福島県 後に庭坂第一発電所に改称
その後庭坂発電所として再開発
明治29
1896 尾去沢鉱山発電所
運用開始
  三菱
(尾去沢鉱山)
廃止 秋田県 秋田県初の水力発電所
明治30
1897-04 所野第一発電所
運用開始
  下野製麻紡績 東京電力 栃木県  
1897-06 銚子(第一)発電所
運用開始
  藤田組
(小坂鉱山)
DOWAホールディングス 秋田県 現役では秋田県最古
1897-07 岩津発電所
運用開始
50 岡崎電燈 中部電力 愛知県 現役では愛知県最古


2019-02-11熱海発電所運開日修正
Copyright "suiryoku.com". All rights reserved. 連絡先及び注意事項