土木設備に特徴のある水力発電所

取水、導水設備に関して特徴のある水力発電所を掲載しています(順不同)

ダムに特徴のある水力発電所

ダムの何れかの諸元が日本一

湛水面積日本一の雨竜第一ダム及び雨竜土堰堤より取水
北海道電力 雨竜発電所:北海道 石狩川水系及び天塩川水系
北海道電力 朱鞠内発電所:北海道 石狩川水系及び天塩川水系
湛水面積23.73平方キロメートル、重力式コンクリートダム及びアースダム
有効貯水容量日本一(重力式ダムとして堤高日本一)の奥只見ダムより取水
電源開発 奥只見発電所:福島県 阿賀野川水系
有効貯水容量4億5800万立方メートル、堤高157m、重力式コンクリートダム
堤高日本一の黒部ダムより取水
関西電力 黒部川第四発電所:富山県 黒部川水系
堤高186m、ドームアーチ式コンクリートダム
堤頂(天端)標高日本一の南相木ダムを上部貯水池に持つ
東京電力 神流川発電所:長野県 信濃川水系(下部貯水池は利根川水系)
天端標高1532m、中央遮水壁型(センターコア)ロックフィルダム
総貯水容量日本一、堤体積日本一の徳山ダムより取水
中部電力 徳山発電所:岐阜県 木曽川水系
総貯水容量6億6000万立方メートル、堤体積1370万立方メートル、コアロックフィルダム

各ダムの種類又は特定の条件に於いて日本一

複合ダムとして堤体積日本一、総貯水容量日本一の忠別ダムより取水
北海道電力 新忠別発電所:北海道 石狩川水系
堤体積944万4000立方メートル、総貯水容量9300万立方メートル、中央遮水壁型(センターコア)ロックフィル、重力式コンクリート複合ダム
複合ダムとして堤頂長日本一の美利河ダムより取水
北海道電力 ピリカ発電所:北海道 後志利別川水系
堤頂長1480m、中央遮水壁型(センターコア)ロックフィル、重力式コンクリート複合ダム
アスファルトフェイシングダムとして大きさ日本一の八汐ダムを上部貯水池に持つ
東京電力 塩原発電所:栃木県 那珂川水系
堤高90.5m、堤頂長263m、堤体積201万9000立方メートル、アスファルト表面遮水壁型(フェイシング)ロックフィルダム
中空重力式として大きさ日本一の畑薙第一ダムを上部貯水池に持つ
中部電力 畑薙第一発電所:静岡県 大井川水系
堤高125m、堤頂長292m、堤体積59万7000立方メートル、中空重力式(ホローグラビティ)ダム

発電用ダムとしては日本一

発電用ダムとしては堤頂長日本一(全ダムでは日本第三位)の沼原ダム(プール状貯水池)を上部貯水池に持つ
電源開発 沼原発電所:栃木県 那珂川水系
堤頂長1597m、表面遮水壁型(フェイシング)ロックフィルダム

ゲート(水門)に特徴のある水力発電所

取水先の黒谷ダム(取水堰)に世界最大のラバーゲートを持つ
電源開発 黒谷発電所:福島県 阿賀野川水系
直径6m×長さ43.1m
取水先の岩屋ダムに日本最大のテンターゲートを持つ?
(富山県黒部川水系に在る関西電力出し平ダムの方が大きい可能性が有ります)
中部電力 馬瀬川第一発電所:岐阜県 木曽川水系
幅10.9m×高18.312m×回転半径18.0m

導水路に特徴のある水力発電所

発電所導水路トンネル延長日本一
北海道電力 奥新冠発電所:北海道 新冠川水系(2級水系)
延長24477m、断面積6.6平方メートル、昭和38(1963)年開通
沙流川水系パンケヌーシ川よりの導水トンネル
発電用以外だと、神奈川県内広域水道企業団の導水トンネルが水路トンネルとしては日本最長で約30kmあります。

取水方法に特徴のある水力発電所

一般水力ながらも発電に使用する水の一部を揚水している
北海道電力 雨竜発電所:北海道 石狩川水系及び天塩川水系
北海道電力 朱鞠内発電所:北海道 石狩川水系及び天塩川水系
一般水力ながらも発電に使用する水の一部を揚水している
岩手県企業局 岩洞第一発電所:岩手県 北上川水系


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